ガリガリの語源を知る

骨格標本

ガリガリというのは単なる擬音語かと思っていたら違っていました。

痩せている人のことをガリガリなんて言いますが、これは仏教用語から来ています。

漢字で書くと「我利我利」です。

つまり、自分の利益ばかりを追求することです。

生きている間に「我利、我利」と言っていた者は、死ぬと餓鬼(がき)に生まれ変わります。

餓鬼とは、亡者のうち餓鬼道に生まれ変わった者で、手足や喉は補足、肋骨は浮き出て痩せ細っています。

ガリガリ亡者という言葉もありますが、これは明治以降の言葉で、金の亡者、賢慮の亡者などと同じように、自分の利益だけに取りつかれた者を罵る言葉です。

ガリ勉というのもここから来ていて、勉強ばかりしている人間をある意味でバカにするようなニュアンスがあります。

こう考えると、ガリガリというのは実にネガティブな言葉だなと思いますね。

ガリガリがポジティブな言葉に!?

ところが、ガリガリという言葉をポジティブにしてしまった存在があります。

そう、氷菓の「ガリガリ君」です。

実は私は昨日、今日と二日続けてガリガリ君のスイカ味を食べました。

値上がりしたとは言え、そしてダイエットしているとは言え、やっぱりガリガリ君はやめられません。

ガリガリ亡者はネガティブな言葉なのに、亡者を君に代えたとたんに氷菓になってしまうという不思議。

もはや日本人にとってガリガリ君とは単なる商標ではなく、誰もが知っている一般名詞になってきたように思います。

将来、ガリガリという元々の意味が廃れて、新しい意味だけが残っていくということもあるのかもしれません。

ただ、語源には歴史的な背景もあったりしますので、文化を受け継いでいく者としては、もともとの意味がどのように変遷してきたのかということは、きちんと伝えていきたいと思った次第です。

【2016年6月27日(ブログ開設155日目)の作業内容】

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